住まいの外観が美しく、健康でいるためには、建物の劣化状態を的確に判断することが不可欠です。
外観の変化が潜在的な問題を示す可能性があります。
では、どのように建物外観の劣化状態を見抜くべきでしょうか?
本ブログでは、プロの目から見たポイントを紹介します。
最後までご覧頂けたら、購入前に建物の劣化状況をしっかりと把握することができ、購入後に後悔することがなくなりますよ!
劣化状況を確認する
確認の流れ
建物外観の劣化状態を判断する際の一般的な流れは、遠目から細部まで注意深く見ることです。
以下はその流れの一例です。
【 遠くから建物全体を見る】: まず、建物全体の外観を遠くから観察します。傾きや歪みがないか、外壁の色や質感に変化がないかを確認します。
【外壁の状態】: 外壁のひび割れや変色: 遠目で外壁にひび割れや変色が見られるか確認します。これは建物の老朽化や外部からの影響を示すサインとなります。
【窓とドアの状態】: 窓やドアの閉まり具合: 遠くから窓やドアが正しく閉まっているかを確認します。不正確な閉まりは結構なエネルギー損失を招く可能性があります。
【屋根の状態】: 屋根の歪みや破損: 屋根が傾いていたり、破損が見受けられないか確認します。特に雨漏りの可能性がある箇所を重点的に見ます。
【 雨樋や排水口の詰まり】: 外部の水排出システムが正常に機能しているか確認します。詰まりや損傷があれば、建物周辺の水の流れに問題が生じる可能性があります。
【基礎のチェック】: 基礎の傾きや亀裂: 基礎が水平であり、亀裂がないか確認します。基礎の問題は建物全体に影響を及ぼす可能性があります。
【近接地の確認】: 周囲の植栽や地面: 建物の周囲の植栽や地面の変化を見ます。樹木の根が建物に影響を与えていないか、地盤沈下が見られないか確認します。
このように、遠目から始めて建物の各部分に注目することで、劣化や損傷の初期段階から気づくことができます。
建物外観の定期的な観察は、早期発見と適切なメンテナンスのために重要です。
具体的な確認方法
形状の確認
外観の劣化を確認するのに、まず最初に行うのが「遠目から形状を確認」することです。
遠目から屋根のたわみや建物全体の破損、形状、変色を確認しましょう。
この時遠目から見て確認すべきことは、次の2つです。
・建物全体の形状はどうなっているか?
・変形や変色はないか?
建物全体の様子を四方からしっかりと確認しましょう!
破損・変形・変色の確認
建物外観の劣化状況を調べる際、最初に遠目から外観を見ることは重要です。
以下に、遠目から外観の破損、形状、変色を確認するためのポイントを簡単に説明します。
【外壁の状態】: 破損やひび割れ: 遠目で外壁に目を向け、ひび割れや破損部分があるか確認します。これは外部要因や構造の問題を示す可能性があります。
【建物全体の形状】: 垂直と水平のライン: 建物全体が垂直で水平なラインを保っているかを確認します。傾きや歪みがある場合、基礎や構造に問題があるかもしれません。
【屋根の状態】: たわみや歪み: 屋根が均等に見え、たわみや歪みがないか確認します。不均等な変化は構造の問題を示す可能性があります。
【窓やドアのフレーム】: 変形やねじれ: 窓やドアのフレームが歪んでいないか、ねじれていないかを遠目で確認します。これは基礎や構造に起因する問題を指すかもしれません。
【外壁の変色】: 色の変化: 外壁の色が一様であるかを確認します。色の変化が見られる場合、劣化や外部からの影響が考えられます。
これらのポイントを遠目で注意深く確認することで、建物の大まかな状態を把握することができます。
遠目での観察は、問題の早期発見や専門家による詳細な検査の前段階として有用です。
発見した異常な状態に対しては、より詳細な調査や専門家の助言を得ることが推奨されます。
ひび割れと隙間の確認
建物外観の劣化状況を調べる際に、遠目からひび割れや隙間を確認することは重要です。
以下はそのポイントを簡単に説明します。
【外壁のひび割れ】: 壁面全体を観察: 遠くから建物の外壁全体を注意深く観察します。垂直・水平のひび割れ: 外壁に垂直または水平のひび割れが見られるか確認します。
【隅や窓周りのひび割れ】: 特に建物の隅や窓周りに注意を払い、ひび割れがないか確認します。
【隙間の確認】: 建物の隅や接合部分: 遠目で建物の隅や窓、扉の周りなど、異なる部分の接合部分を観察します。
【外壁と屋根の接合部】: 特に外壁と屋根の接合部分に隙間がないかを確認します。
【色の変化】: ひび割れのそばの色の変化: ひび割れの周囲に変色が見られる場合、そこに劣化が進行している可能性があります。
【隙間の広がり具合】: 隙間の広がりの程度: 隙間がどれだけ広がっているかを遠目で見てみます。広がりが大きい場合、構造的な問題が考えられます。
これらの観察ポイントは、建物の外観がどれだけ一様であり、ひび割れや隙間がどの程度見られるかを把握するのに役立ちます。
遠目からの観察は、問題の初期段階で気づく手助けとなり、建物の健康状態を把握する上で重要です。
発見した異常な状態に対しては、専門家の意見や詳細な検査を受けることが望まれます。
デザインから確認
建物の劣化状況を調べるのに、建物のデザインから耐震性を予測することも大切です。
具体的な例は以下の通りです。
【大きな窓が並んでいる】:大きな窓が並んでいる場合には、耐震性が心配になります。
【1階がピロティ】:1階がピロティになっている場合も、窓同様に耐震性が心配されます。
ピロティというのは、壁がなく柱だけで構築された、吹き抜けの空間を言います。
ひび割れなどの破損・変形・変色を確認するだけではなく、デザインから耐震性を予測することも重要なので、覚えておきましょう!
水の入る場所を確認
建物外観の劣化状況を水の入る場所から確認することは、建物の構造的な問題やメンテナンスの必要性を把握する上で重要です。
以下は水の入る場所を確認するポイントを簡単に説明します。
【床下に換気口がある】:床下に換気口がある場合や、地面近くに風窓が有る場合には、水が入りやすいです。
【窓とドアの周り】: シーリングの状態: 窓やドアの周りのシーリングが剥がれていないか、ひび割れていないかを確認します。シーリングの劣化が水漏れの原因となります。
【外壁と屋根の接合部】: 外壁と屋根の接合部のシーリング: 外壁と屋根の接合部にあるシーリングが傷んでいないか確認します。雨水がここから侵入する可能性があります。
【 雨樋や排水口の詰まり】: 雨樋や排水口が詰まっていないか確認します。詰まりがあると、雨水が適切に流れず、建物に影響を及ぼす可能性があります。
【窓やドアの動き】: 窓やドアが正しく閉まるか: 窓やドアが正しく閉まらない場合、雨水や湿気が侵入する可能性があります。不正確な閉まりは水漏れの原因になります。
【基礎のひび割れ】: 建物の基礎部分にひび割れが見られないか確認します。基礎の劣化は水の浸入を引き起こす可能性があります。
【外壁の変色】: 外壁の変色や湿気: 外壁に異常な変色が見られる場合や湿気が感じられる場合、水の侵入が考えられます。
これらのポイントを確認することで、建物外観における水の入る場所を把握することができます。
発見した問題に対しては、早期の修理やメンテナンスが重要です。
専門家に相談し、必要な対策を講じることで、建物の健康状態を維持できます。
まとめ
不動産購入に迷ったら
恵比寿不動産売却相談センター
住所:東京都渋谷区恵比寿南
電話番号:03-6871-9439
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